五十肩って何!?

 五十肩とは正式には凍結肩や拘縮肩と呼ばれます。

 50歳代になると肩の痛みを訴えることが多くなるので、

 一般的には五十肩と呼ばれることが多いですね。(ここからは凍結肩と呼びます)

 凍結肩と言われるものの病態は肩関節の上方軟部組織の肥厚と言われております。

このことを示した研究がこれです。(Characteristics of dynamic magnetic resonance imaging of idiopathic severe frozen shoulder. Sasanuma et al:2017:JSES.)

隣図の部分が肥厚してきます。

肥厚する際に、毛細血管(細い血管)がたくさんできます。血流量が増えて炎症している状態になるので、夜の痛み(夜間痛が)非常に強くなります。

痛みが低下してきた頃には可動域制限が起きます。90度くらいしか腕があがらなくりますが、痛みは少し落ち着きます。大体この状態でリハビリをすると約半年かかります。

この状態を早く直す方法もあります。

改善方法は?

 このような状況からいち早く改善する方法がサイレントマニュピレーションという方法です。

 頸部から腕の神経を麻酔で麻痺させて、肩の肥厚した軟部組織を切るという方法です。

 メスなどは入りませんが少し怖い感じがしますね。この方法が一番改善スピードは早いです。

 LocoBaseに来られた方もこの状況に一致すれば、県内でこの方法を一番経験している病院に紹介することができます。チェックだけでもご相談ください。

 ちなみにリハビリでも改善は可能ですが、時間がとてもかかります。半年ほど治ることが多いですが、中には1年かかる場合もあります。LocoBaseではなく、病院でのリハビリが良い場合も多いので、その希望がある方にはこちらもご紹介しますのでお気軽に相談してください。

凍結肩以外は早期の改善が期待できます。

 肩の疾患で最も治りにくいのが凍結肩です。(良くはなるのですが時間がかかります。)

 肥厚した場合は魔法のような方法で治ることはありません。

 他の問題での痛みならば、早期に改善する可能性があります。

 姿勢不良、可動域低下、過負荷など様々な要因で痛みは出ます。(中には足の問題痛みが出る方もいます。)

 これらを解決するために一人ひとりの問題点を把握してコンディショニングを行なっていくのが、

 LocoBaseの方針です。

 あなたにあった方法を見つけて改善を目指しましょう!

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