腱板断裂とは!?
60歳以上に多い疾患ですが、野球選手などの肩をよく使うスポーツなどにも多く見られます。
腱板は4つの筋肉でできています。
棘上筋、棘下筋、小円筋、肩甲下筋の4つです。これが切れるのが腱板断裂です。
中には少し痛んでいるものから、少し切れているもの。2つ以上の筋肉切れているものなど様々です。
初期は痛みが問題のことが多いですが、
断裂が大きくなると、筋力低下と可動域低下が問題になります。
特に問題となるのは筋力低下です。これが著しい場合は手術が必要かもしれません。
※腱板断裂があっても痛みが出ない人も多いです!
腱板断裂の原因は!?
腱板が骨と骨(肩峰と上腕骨頭)にはさまれているという解剖学的関係が一番大きな問題です。
骨と骨に挟まれて擦れることで徐々に切れてきます。
80代以上の人だと50%の人が切れています。
ただし、痛みのある人はそこまでいないです。
切れていれて痛みなく過ごせるようになります。
そのためには適切なリハビリが必要です。
姿勢も一つの要因だと言われています。
姿勢不良が肩を前に出した姿勢となり、骨と骨に挟まれやすい状態となります。
姿勢改善するために一番重要なことは、まめに立つことです。目安は30分に一度です。
立った時は背伸びするように伸ばしましょう。(肩が痛い人は背中を伸ばすだけ)
長年の癖が問題ならば、コンディショニングで治すのも良いと思います。
腱板断裂 痛みの改善
腱板断裂の1番の問題点は筋力低下です!
他の問題となる可動域(動く範囲)と痛みは高い割合で改善可能です。
特に腱板が広範囲で断裂している場合は筋力低下とそれに伴う可動域低下による手術になる場合が多いです。
痛みは改善しやすいです。
ポイントは肩甲骨と肋骨の動きです。
肋骨と肩甲骨がよく動くと上記で述べた、骨と骨ですれるような刺激が入りにくくなります。
※注意 腕をぐるぐると回すと擦れて余計に断裂していくので痛みが悪化します。
LocoBaseでのコンディショニング
1、肩甲骨を動けるようにする
2、肋骨(体幹を)動けるようにする
3、肩甲骨と上腕骨の動きを適合する
4、全身のバランスを整える
5、自主トレーニングや生活上での注意点を教えます
手術のが良い場合専門医に紹介いたします。県内でトップクラスの整形外科医とコンタクトが取れるのがLocoBaseの自慢です。
お悩みなら、現在の症状について、今後の予後予測について、改善方法について相談に乗らせていたきます。ぜひ、ご連絡してください。
参考文献
Yamamoto A et al. J Shoulder Elbow Surg 2015
Sher JS. J Bone Joint Surg Am. 1995
Jeanfavre M:Int J Sports Phys Ther. 2018